感動のMax Huber - a graphic designer 展でした!

7 月 1st 2009
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機能的でクールなスイス・タイポグラフィに
イタリアの華やかな色彩を見事に融合させ、
弱点の無い(私的評価!)デザインを作り出した
20世紀イタリアデザインを代表する
スイス人デザイナー、マックス・フーバー。

その展覧会がギンザ・グラフィック・ギャラリーにて
開催されたので、ギャラリー5610で同時開催の
「Max Huber - jazz time+」と合わせて足を運びました。



マックス・フーバーは1919年にスイスで生まれ、
チューリヒのクンストゲヴェルベシューレ工芸専門学校で
アルフレード・ヴィリマンに師事。
この時期に、伝説の雑誌「Die Neue Grafik」
(ノイエ グラフィーク)の創立メンバーである
ミューラー・ブロックマン、カルロ・ヴィヴァレリ、
ハンス・ノイブルク、それにマックス・ビルなどと出会います。

1940年にミラノのボッジェーリ・スタジオで働き、
そこでブルーノ・ムナーリやソール・スタインバーグなどとの
出会いにも恵まれます。

41年イタリアの政治情勢悪化によりスイスに一時帰国し、
マックス・ビルやハンス・アルプ、リヒャルト・パウル・ローゼなどの
抽象芸術団体「アリアンツ」のメンバーに。

再びイタリアに戻ってからは建築家アッキーレ・カスティリオーニとの
親交を深めるなど、幅広い人間関係を築いた氏の、
明るく決して威張ることも、説教をすることもなかったという
その人柄の良さが、会場に数多く張り出された写真の、
いたずらで楽しげな表情から感じることができました。

イタリアの老舗百貨店、ラ・リナシェンテのロゴや
広告、モンツァ500マイルレースのポスターなど
書籍等でもよく取り上げられている代表作の実物を
リアルサイズで見られるという感動にはじまり、
プライベート絵画など、今まで実際に見ることの叶わなかった
迫力ある作品群の閲覧は貴重な体験でした。



様々な作品を見ていく中で、これらはスイス・タイポグラフィに
イタリアの色彩が加わったという単純なものではなく、
未来派のスピード感やロシアアバンギャルドのダイナミックな視覚言語、
シュプレマティズムの空間構成など、様々な要素も
見事なバランスで融合されていることを感じました。
氏の豊富な知識と技術、多彩なアイディアとセンスが
これらを生み出したのかもしれません。

最後に、盟友アッキーレ・カスティリオーニ氏の言葉を
紹介したいと思います。

ボクはマックスと仕事をした
多くを語り合い
二人で良く楽しんだ
いくつもの展覧会や見本市をデザインして
光や音で包み込んだ
二人でほめられたんだ
花火をあげたよ
気球船も飛ばした
水の中でよくじゃれあってワインも沢山飲んで
好きなデザイン
楽しかった
ありがとうよ マックス!

会場には、二人が額をくっつけ両手でしっかりと
握手して笑い合う写真がありました。
互いに尊敬し合い、仕事を楽しむ。
デザインだけでなく、生き方についても
良い刺激を受けたように思います。

今回の日本でのマックス・フーバー氏の個展は、
意外にも1965年の銀座・松屋での展示以来とのこと。
自分をはじめ若いデザイナーたちにとっては
貴重な展覧会となったはずです。

「Max Huber - a graphic designer」

会期:6月5日[金]~6月29日[月]

会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)

東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル

開館時間:11:00-19:00(土曜日は18:00まで)

休館日:日曜・祝祭日
入場無料

◎同時開催

「Max Huber - jazz time+」

会期:6月5日[金]~6月29日[月]

会場:ギャラリー5610

東京都港区南青山5-6-10 5610番館

開館時間:11:00-19:00

休館日:日曜
入場無料

※両イベントともにすでに終了

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