日本初「6+ アントワープ・ファッション」展が面白い!

4 月 13th 2009
No Comments
respond
trackback

「アントワープはなぜ、モードを生むのか?」
最新の装苑5月号でも数ページに股がり、アントワープ特集が組まれています。
なぜ、今アントワープなのか!
記事の中で特に気になったのは、300年の歴史を誇る
アントワープ王立美術アカデミーの「ファッションと教育」を検証したページ。
世界各国より集まった才能あふれる生徒たちと
現役でも活躍している教師陣との授業の進め方や信頼関係は
今の日本の教育も参考になるのではないでしょうか。

そして、そのアントワープ・ファッションの軌跡をたどる
展覧会「6+ アントワープ・ファッション」展が
昨日より東京オペラシティアートギャラリーで開催されているので
足を運んでみました!



1980年代に世界3大ファッション校の1つ、アントワープ王立芸術アカデミーの卒業生で
ファッションの歴史に彗星のごとく現れた6人のデザイナーたち。
・アン・ドゥムルメステール / Ann Demeulemeester
・マリナ・イー / Marina Yee
・ドリス・ヴァン・ノッテン / Dries Van Noten
・ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク / Walter Van Beirendonck
・ダーク・ヴァン・セーヌ / Dirk Van Saene
・ダーク・ビッケンバーグ / Dirk Bikkembergs

後にマリナ・イーがデザイナーを引退し、彼らとともにシーンに踊り出た
マルタン・マルジェラに加え、ラフ・シモンズ、ヴェロニク・ブランキーノ、
A.F.ヴァンデヴォルストなど次世代のデザイナーたちの活躍は周知の通り。



アントワープ6をはじめとした時世代デザイナーらを輩出したことで
一躍ファッションの中心地のひとつとなったアントワープ。
2007年にブリュッセルで初めて同展が開催されて以来、
アントワープ・ファッションの背景にある王立美術アカデミーの徹底した教育や、
クリエイターたちとの協働によるイメージ戦略、
個々のデザイナーの強いアイデンティティ意識から
未来のアントワープ・ファッションまで
世界中が注目する、日本初の展覧会とあって
ファッションやデザイン関連の人達で会場は満員状態でした!
また、同アカデミーの2008年最新の卒業制作に加えて
写真やショーの映像など日本展独自の会場構成も魅力的で、
ファッションに詳しくない人でもきっと楽しめるはず!

本展は3つのコンテナに世代ごとにデザイナーの作品を展示。

◎BOX1
アントワープ王立美術アカデミー、ファッション学科
1963 年のファッション学科設立から、
80年代以降に世界各地で活躍するデザイナーたちを輩出する土壌を見る

◎BOX2
「アントワープ・シックス(アントワープの6人)」とメゾン・マルタン・マルジェラ
若手デザイナーのためのコンクール「金の糸巻き賞」創設を機に
登場した「アントワープ・シックス」の魅力

◎BOX3
新世代のデザイナーたち
2009年には25ヵ国以上の国の学生が学んでいるアカデミーの
未来のアントワープ・ファッションを担うデザイナーを紹介。

「6+ アントワープ・ファッション」
日程:〜6月28日[日]
会場:東京オペラシティアートギャラリー(3Fギャラリー 1・2)
東京都新宿区西新宿3-20-2
開館時間:11:00〜19:00
(4月17日を除く金・土は20:00まで/最終入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(ただし5月4日は開館)
入場料:一般1000円(800円)/大・高生800(600円)/中・小生600(400円)

◎同時開催「収蔵品展029 女たち」(4F)、
「project N37 阿部岳史」(4Fコリドール)の入場料を含みます。
◎()内は15名以上の団体料金。その他、閉館の1時間前より半額、65歳以上半額。
土・日・祝日の中小生無料。
障害者手帳を持ちの方および付添1名は無料。割引の併用はできません。

[問]東京オペラシティアートギャラリー
TEL:03.5353.0756
http://www.operacity.jp/ag/


〈余談〉
私個人の最近のお気に入りは「アントワープ6」の1人、
ドリス・ヴァン・ノッテンの2009-10年秋冬の最新コレクション。
シュールレアリズムの画家、フランシス・ベーコンの絵に
インスパイアされたという色をテーマにしたコレクションが印象的でした。

南青山にもミニマム且つエモーショナルな直営店がオープンしたばかり。
店内の巨大な古典絵画は、レンブラントの友人でもあった
17世紀の代表的な画家エラルートの作品で戦いをテーマにしたもの。
2Fには写真家、蜷川実花のモノクロ作品も展示されており、
ファッションとアートの融合が凝縮された空間でした!
福岡では決して見ることにできない壮大なプレゼンテーション。
東京へお越しの際はぜひ行ってみてください!感動ものです!

Related Posts


This post is tagged